category: 日記
DATE : 2007/07/06 (Fri)
DATE : 2007/07/06 (Fri)
何か言おう、言おうと思っていてすっかり忘れていましたが、昨日のWEB拍手を見て思い出しました。
佐々木さんの僕口調ですが、これはわざとそうしてあります。今回は軽いノリのものですし、個性を出すためにそうしてます。7/4にUPしたSSの中で、ミヨキチさんが「……ちょっと男の人みたいな口調が気になることもありましたけど……」と言ってるのは、そういう理由からのわかりにくい前振りだったりします。
何せ、きょこたんがああですし、くーたんもこんな感じなので、ささぽん(思いつき命名)も何かしらのアクがないと影が薄くなるなーって思って。
べっ、別に佐々木さんの口調ことを忘れてたんじゃないんだからねっ>_<
そんなわけなので、生暖かい眼差しでねっとり見守っていただければこれ幸い。
それはそうとハルヒ第二期決定だそうで。詳しくは次号のNEWTYPEに載ってるそうです。ヤッタネ。
それでは!
佐々木さんの僕口調ですが、これはわざとそうしてあります。今回は軽いノリのものですし、個性を出すためにそうしてます。7/4にUPしたSSの中で、ミヨキチさんが「……ちょっと男の人みたいな口調が気になることもありましたけど……」と言ってるのは、そういう理由からのわかりにくい前振りだったりします。
何せ、きょこたんがああですし、くーたんもこんな感じなので、ささぽん(思いつき命名)も何かしらのアクがないと影が薄くなるなーって思って。
べっ、別に佐々木さんの口調ことを忘れてたんじゃないんだからねっ>_<
そんなわけなので、生暖かい眼差しでねっとり見守っていただければこれ幸い。
それはそうとハルヒ第二期決定だそうで。詳しくは次号のNEWTYPEに載ってるそうです。ヤッタネ。
それでは!
前回はこちら
【Respect redo】吉村美代子の憂鬱
その人が、いったいいつからそこにいたのか、わたしにはわかりませんでした。最初にこのお店にやってきて席に着いたときは、わたしと佐々木さんの二人だったのは間違いありません。その後は自分の真横の席です、誰かが座れば気づきそうなものですがそれもなく、誰もいないと思い込んでいたから気にも留めなかったんです。
だからこの座敷童さんは、まるで床から生えてきたような印象があるんですが……。
「って、それ、わたしのですよ! 飲まないでください」
「──────」
えぇ~っ、なんでそこで睨むんですか? わたし、睨まれなくちゃならないようなこと言ってないじゃないですかー。
「それじゃ追加で注文しておくよ」
佐々木さんがひらりと手を挙げて、ウエイトレスさんを呼びました。人のもの取っちゃだめって教わってないんでしょうか、この人。
「同じものでいい?」
「あ、それなら別ので」
「────抹茶ぜんざい昆布茶付き────」
って、なんでこの人が注文してるんですか。それもぜんざいて。昆布茶付きて。西洋風のカフェに、そんな純和風のメニューなんか、
「かしこまりました」
あるんだ!? ウエイトレスさん、何の躊躇いもなく伝票にチェック入れてるってことはあるわけで……あれ、なんでこの人、そんなメニューを知ってるんですか? もしかして、ここって行きつけのお店?
「少々お待ちください」
あ、あの、わたしまだ何も注文してない……いえ、いいです。もういいです。
「その人が九曜さん。周防九曜さん」
「────────」
橘さんが紹介してくれますが、その周防さんは「だからどうした」と言わんばかりに人のダージリンティをずずずっと飲んでます。自分も注文したのに、どうやら返してくれる気はないようです。
「あの、この人がそのぅ……橘さんが言うところの仲間の方なんでしょうか?」
「そうなのです」
なんて言うかその、この人もダメっぽいです。橘さんとは別の意味で言葉が通じなさそうです。こんな人たちしかいないんでしょうか?
「それにしてもビックリです。その九曜さんが初対面の人とそこまでうち解けている姿を見るのは初めてなのです」
ごめんなさい、どこをどう見てうち解けているのかきっちり説明していただけないでしょうか? わたし、なんだかいじめられてる気分なんですけど。
「やはりあなたが適任なのです。ともに頑張りましょう!」
だから頑張りません! 橘さんだけでも困りものなのに、九曜さんまでセットでいられたらお手上げです。むしろ、この二人だけでお腹いっぱいです。
そもそもこの二人が一緒にいて……えっと、戦ってる? とか言ってるその相手に、とても負けると思えません。充分勝ってると思いますよ。別の意味で負けてるとは思いますが……ともかく! それなら、わたしはいなくていいじゃないですか。
「うーん、もう一人はやっぱり来ないですね」
そりゃ来ないですよ。常識ある人なら、来るわけがありません。
…………。
わっ、わたしも常識ありますよ! ここにいるのは成り行きなんですから、仕方ないじゃないですか!
「それならそれで、先にチーム名を決めちゃいましょう。いろいろ候補を用意してきたのです」
それよりも先に、わたしを解放してくれないでしょうか……なんていうわたしの期待を他所に、橘さんはつらつらと頭が痛くなるようなチーム名を並べ立てます。
「……どうして全部、最後は『団』になってるんですか?」
「その方がカッコイイからです」
どうやらわたしが思うかっこよさと、橘さんが思うであろうかっこよさには大きな隔たりがあるようです。周防さんは興味なさそうにしてますし、佐々木さん三歳くらいの男の子が無意味に手を振っている姿に、笑顔で手を振り替えしたりして興味なっしんぐです。
「と、この十個くらいが候補なのですが、どれがいいでしょう」
「ど、どれもいいんじゃないでしょうか……どうでも」
「ですよねっ!」
どうやらわたしの慎ましやかな嫌味は通じないみたいです。
「それで、どれがいいですか?」
「……へ?」
「チーム名です。今の候補の中から、選んじゃってください」
「あー……」
すみません、三つ目くらいから聞いてませんでした。
「じゃあ、二番目ので」
「了解なのです。あたしもそれがいいんじゃないかと思っていたのです」
どうやら橘さんも、どれでもよかったと思ってたような口調です。もっとも、それはわたしとは違う意味のでどうでもいいということで、この人の場合、候補としてあげていたチーム名ならどれを選んでも満足していたみたいです。
そのチーム名ですが……あー、あまり口にしたくないですが、いわないとダメっぽいので言わせていただきます。
世界に、平和と、慈しみを与える、橘京子の団。
略して……んー、略さない方がよさそうなのでやめておきます。むしろ、略しちゃったら人様の前で口にできない英単語になりそうなので、皆様も略さないようにお願いします。
ああ……はやく帰りたい。
「僭越ながら、まとめ役はこのあたしがやらせていただきます。本来なら佐々木さんが適任なんだけど、遠慮しておくと言われちゃいました」
「僕には荷が重すぎるからね、適材適所というヤツさ」
逃げましたね、佐々木さん。適材適所というのなら、わたしがここにいないことこそが適材であり適所だと思うんですが、そろそろ観念してわたしの話を聞きませんか?
いえ、こうなったらもう聞かなくてもいいです。わたしも学習しました。この短時間で学習しちゃう自分もどうかと思いますが、されちゃう相手にも問題アリだと思ってください。とにかくわたしは、自分の意見をしっかり言っておこうと思います。あとで「聞いてなかった」と言われても、それは聞いてない方が悪いじゃないですか。
そう思ってわたしが大きく息を吸い込んで口を開こうとしたとき、
「おまたせいたしました」
絶妙のタイミングでウエイトレスさんがやってきました。先に注文していた抹茶ぜんざい昆布茶付きを持ってきたみたいで、虚を突かれたわたしは口を閉ざすしかありません。こんな頭の痛くなるようなお話なんて、人様に聞かれたくないですもの。
ため息を吐いて、頭の中で言っておくべき台詞を反すうしていると、わたしの目の前を抹茶ぜんざいと昆布茶が通って──。
「え……?」
人のお茶を飲んでいた周防さんが、何の前振りも予備動作もなく、抹茶ぜんざい昆布茶付きのトレーを持っていたウエイトレスさんの腕を掴んでいました。そんなことをされたウエイトレスさんも驚愕顔です。
何やってるんですか、この人!?
「────────」
「あ、あのお客さま……?」
「────それ────」
ちらりともウエイトレスさんを見ることなく、周防さんが口を開きました。
「────番茶────」
「……え? あ、も、申し訳ありません。すぐに変えてきます」
周防さんがゆるゆると手を離すと、ウエイトレスさんはそのまま慌ててキッチンの方へ戻って行きました。
どうして周防さんが口を付けていない飲み物の中身が、注文した品と違うとわかったのかは謎ですが、それよりも何よりもこれだけは言わせてください。
いつまで人のダージリンティを飲んでるんですか。
つづく
【Respect redo】吉村美代子の憂鬱
その人が、いったいいつからそこにいたのか、わたしにはわかりませんでした。最初にこのお店にやってきて席に着いたときは、わたしと佐々木さんの二人だったのは間違いありません。その後は自分の真横の席です、誰かが座れば気づきそうなものですがそれもなく、誰もいないと思い込んでいたから気にも留めなかったんです。
だからこの座敷童さんは、まるで床から生えてきたような印象があるんですが……。
「って、それ、わたしのですよ! 飲まないでください」
「──────」
えぇ~っ、なんでそこで睨むんですか? わたし、睨まれなくちゃならないようなこと言ってないじゃないですかー。
「それじゃ追加で注文しておくよ」
佐々木さんがひらりと手を挙げて、ウエイトレスさんを呼びました。人のもの取っちゃだめって教わってないんでしょうか、この人。
「同じものでいい?」
「あ、それなら別ので」
「────抹茶ぜんざい昆布茶付き────」
って、なんでこの人が注文してるんですか。それもぜんざいて。昆布茶付きて。西洋風のカフェに、そんな純和風のメニューなんか、
「かしこまりました」
あるんだ!? ウエイトレスさん、何の躊躇いもなく伝票にチェック入れてるってことはあるわけで……あれ、なんでこの人、そんなメニューを知ってるんですか? もしかして、ここって行きつけのお店?
「少々お待ちください」
あ、あの、わたしまだ何も注文してない……いえ、いいです。もういいです。
「その人が九曜さん。周防九曜さん」
「────────」
橘さんが紹介してくれますが、その周防さんは「だからどうした」と言わんばかりに人のダージリンティをずずずっと飲んでます。自分も注文したのに、どうやら返してくれる気はないようです。
「あの、この人がそのぅ……橘さんが言うところの仲間の方なんでしょうか?」
「そうなのです」
なんて言うかその、この人もダメっぽいです。橘さんとは別の意味で言葉が通じなさそうです。こんな人たちしかいないんでしょうか?
「それにしてもビックリです。その九曜さんが初対面の人とそこまでうち解けている姿を見るのは初めてなのです」
ごめんなさい、どこをどう見てうち解けているのかきっちり説明していただけないでしょうか? わたし、なんだかいじめられてる気分なんですけど。
「やはりあなたが適任なのです。ともに頑張りましょう!」
だから頑張りません! 橘さんだけでも困りものなのに、九曜さんまでセットでいられたらお手上げです。むしろ、この二人だけでお腹いっぱいです。
そもそもこの二人が一緒にいて……えっと、戦ってる? とか言ってるその相手に、とても負けると思えません。充分勝ってると思いますよ。別の意味で負けてるとは思いますが……ともかく! それなら、わたしはいなくていいじゃないですか。
「うーん、もう一人はやっぱり来ないですね」
そりゃ来ないですよ。常識ある人なら、来るわけがありません。
…………。
わっ、わたしも常識ありますよ! ここにいるのは成り行きなんですから、仕方ないじゃないですか!
「それならそれで、先にチーム名を決めちゃいましょう。いろいろ候補を用意してきたのです」
それよりも先に、わたしを解放してくれないでしょうか……なんていうわたしの期待を他所に、橘さんはつらつらと頭が痛くなるようなチーム名を並べ立てます。
「……どうして全部、最後は『団』になってるんですか?」
「その方がカッコイイからです」
どうやらわたしが思うかっこよさと、橘さんが思うであろうかっこよさには大きな隔たりがあるようです。周防さんは興味なさそうにしてますし、佐々木さん三歳くらいの男の子が無意味に手を振っている姿に、笑顔で手を振り替えしたりして興味なっしんぐです。
「と、この十個くらいが候補なのですが、どれがいいでしょう」
「ど、どれもいいんじゃないでしょうか……どうでも」
「ですよねっ!」
どうやらわたしの慎ましやかな嫌味は通じないみたいです。
「それで、どれがいいですか?」
「……へ?」
「チーム名です。今の候補の中から、選んじゃってください」
「あー……」
すみません、三つ目くらいから聞いてませんでした。
「じゃあ、二番目ので」
「了解なのです。あたしもそれがいいんじゃないかと思っていたのです」
どうやら橘さんも、どれでもよかったと思ってたような口調です。もっとも、それはわたしとは違う意味のでどうでもいいということで、この人の場合、候補としてあげていたチーム名ならどれを選んでも満足していたみたいです。
そのチーム名ですが……あー、あまり口にしたくないですが、いわないとダメっぽいので言わせていただきます。
世界に、平和と、慈しみを与える、橘京子の団。
略して……んー、略さない方がよさそうなのでやめておきます。むしろ、略しちゃったら人様の前で口にできない英単語になりそうなので、皆様も略さないようにお願いします。
ああ……はやく帰りたい。
「僭越ながら、まとめ役はこのあたしがやらせていただきます。本来なら佐々木さんが適任なんだけど、遠慮しておくと言われちゃいました」
「僕には荷が重すぎるからね、適材適所というヤツさ」
逃げましたね、佐々木さん。適材適所というのなら、わたしがここにいないことこそが適材であり適所だと思うんですが、そろそろ観念してわたしの話を聞きませんか?
いえ、こうなったらもう聞かなくてもいいです。わたしも学習しました。この短時間で学習しちゃう自分もどうかと思いますが、されちゃう相手にも問題アリだと思ってください。とにかくわたしは、自分の意見をしっかり言っておこうと思います。あとで「聞いてなかった」と言われても、それは聞いてない方が悪いじゃないですか。
そう思ってわたしが大きく息を吸い込んで口を開こうとしたとき、
「おまたせいたしました」
絶妙のタイミングでウエイトレスさんがやってきました。先に注文していた抹茶ぜんざい昆布茶付きを持ってきたみたいで、虚を突かれたわたしは口を閉ざすしかありません。こんな頭の痛くなるようなお話なんて、人様に聞かれたくないですもの。
ため息を吐いて、頭の中で言っておくべき台詞を反すうしていると、わたしの目の前を抹茶ぜんざいと昆布茶が通って──。
「え……?」
人のお茶を飲んでいた周防さんが、何の前振りも予備動作もなく、抹茶ぜんざい昆布茶付きのトレーを持っていたウエイトレスさんの腕を掴んでいました。そんなことをされたウエイトレスさんも驚愕顔です。
何やってるんですか、この人!?
「────────」
「あ、あのお客さま……?」
「────それ────」
ちらりともウエイトレスさんを見ることなく、周防さんが口を開きました。
「────番茶────」
「……え? あ、も、申し訳ありません。すぐに変えてきます」
周防さんがゆるゆると手を離すと、ウエイトレスさんはそのまま慌ててキッチンの方へ戻って行きました。
どうして周防さんが口を付けていない飲み物の中身が、注文した品と違うとわかったのかは謎ですが、それよりも何よりもこれだけは言わせてください。
いつまで人のダージリンティを飲んでるんですか。
つづく
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[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
久しぶりにコメディっぽいものを書いてますが、いろいろ難しいことを今さらながらに痛感してたり。
テンションを普段の倍くらいに上げなきゃならないのが特に大変デス!
テンションを普段の倍くらいに上げなきゃならないのが特に大変デス!
★無題
NAME: BPS
>それよりも何よりも、ラストをどうするかが問題だったりします。このままでは佐々木さんとミヨキチさんががが! ってことに。
「わたし、実は薀蓄好き僕っ子萌えなんです」
「なに?」
「いつだったかの佐々木さんのエンターテインメント症候群についての話はそれはもう反則なまでに含蓄に富んでましたよ」
「頭は大丈夫かい?」
抗議の声をあげかけた佐々木さんに、わたしは強引に唇を重ねた。
ED 冒険でしょでしょ?
長々とコメレスネタですみませんでしたSHIT!
「わたし、実は薀蓄好き僕っ子萌えなんです」
「なに?」
「いつだったかの佐々木さんのエンターテインメント症候群についての話はそれはもう反則なまでに含蓄に富んでましたよ」
「頭は大丈夫かい?」
抗議の声をあげかけた佐々木さんに、わたしは強引に唇を重ねた。
ED 冒険でしょでしょ?
長々とコメレスネタですみませんでしたSHIT!
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
そうか! そういう落とし方もあっt……やりませんヨーヽ(`Д´)ノ
>長々とコメレスネタですみませんでしたSHIT!
アッー! ミヨキチさんも言わないようにって言ってたのに!
>長々とコメレスネタですみませんでしたSHIT!
アッー! ミヨキチさんも言わないようにって言ってたのに!
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
橘さんと出会った時点で、もうゲームオーバーです。がんばれ、ミヨキチさん! と応援してあげてください。
★SHITと聞いて最初に思い浮かんだ 反省は(ry
NAME: スイトピー
エコーズAct3 Freeze!
"S・H・I・T" "let's kill da Ho!"
しかしSHIT団てwww
橘京子の団って所でもうSOS団に敗北確定じゃんwww
"S・H・I・T" "let's kill da Ho!"
しかしSHIT団てwww
橘京子の団って所でもうSOS団に敗北確定じゃんwww
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:SHITと聞いて最初に思い浮かんだ 反省は(ry
いやもう、自分の団名考えてる時点で、同じネタg(ry
きょこたんがリーダーですよ! まだまだイケますって! やれますって! やればできる子なんだ! という褒め言葉は、逆を言えばやらなきゃなにもできない子、っていう意味だと小さい頃に言われた覚えがあります。
きょこたんがリーダーですよ! まだまだイケますって! やれますって! やればできる子なんだ! という褒め言葉は、逆を言えばやらなきゃなにもできない子、っていう意味だと小さい頃に言われた覚えがあります。
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