category: 日記
DATE : 2007/02/15 (Thu)
DATE : 2007/02/15 (Thu)
昨日はバレンタインでしたね。
バレンタインデーと言えば、聖ヴァレンティヌスが絞首刑で殉教した日とされていますね。聖人のための祝日だったようですが、史実上で存在が明らかにされてないためにカトリックの聖人歴にバレンタインデーはないらしいです。キリスト教徒ではないのでよくわかりませんけれども。
あ、世間一般で言うところのバレンタインデーですか? 無料でチョコが貰えるという、甘いものダイスキーな自分としては夢溢れる一日だったと記憶しております。ここ最近は自宅で仕事仕事の毎日で、チョコくれる相手がいなくて寂しい限りですが。
個人的には、愛はいらないからチョコくれ、と言う日だったように思います、はい。
バレンタインデーと言えば、聖ヴァレンティヌスが絞首刑で殉教した日とされていますね。聖人のための祝日だったようですが、史実上で存在が明らかにされてないためにカトリックの聖人歴にバレンタインデーはないらしいです。キリスト教徒ではないのでよくわかりませんけれども。
あ、世間一般で言うところのバレンタインデーですか? 無料でチョコが貰えるという、甘いものダイスキーな自分としては夢溢れる一日だったと記憶しております。ここ最近は自宅で仕事仕事の毎日で、チョコくれる相手がいなくて寂しい限りですが。
個人的には、愛はいらないからチョコくれ、と言う日だったように思います、はい。
【増刊キョンくん】
ピースフル・デイズ
この状況をどう捉えればいいのか、自分としては甚だ悩むところだ。
目の前には逆八の時眉毛のハルヒがいて、どうやら憤慨しているようであることは間違いない。傍らにいる朝倉は、そんなハルヒを前に、どうしたものかと眉間にシワを寄せている。
そんな二人に挟まれて、俺に言えることは何だろう。特にはないな。そもそもハルヒが何で俺の家の前にいるのかがわからない。
「ノート、持ってきてあげたのよ」
「ノート? 何の」
「あんた、今日の午後から行方眩ませてたじゃない。成績もロクなもんじゃないのに、サボってどうすんのよ。もうすぐテストだってあるのに、赤点取って補習とかになられちゃSOS団の活動に支障を来すでしょ!」
まぁ、確かにテストも近いし補習だなんだとわずらわしいイベントは回避したいな。SOS団の活動に支障を来す云々は別としても。
「おまけに散々連絡しても繋がらないし、どこかで野垂れ死にされてても困るから、ノート貸してあげるついでに寄ってみたいのよ」
「ああ、つまり心配してくれたのか」
「心配なんかするかーっ! こンの、アホンダラゲ!」
口角泡を飛ばし、ってのは今のこいつの様子を言うんだろうなぁ……などと、どうでもいいようなことを考えつつ、ハルヒの話は右から左だ。下手に口を挟もうものならロクなことになりかねん。
「授業をサボって、よりにもよって朝倉とデートってワケ? ハンッ! いいご身分じゃない。こんなところまで様子を見に来たあたしがバカみたいだわ」
デート……? はて、デートというのは一概に恋仲の男女が二人きりで待ち合わせ、誰にも邪魔されずに甘い時間を楽しむストロベリーなひとときだと俺は認識しているが、朝倉との関係にそんな瞬間が感じられることなどあるんだろうか。一瞬たりともあり得ない、と答案用紙に書けは、花丸が貰えると思うんだがどうだろうね。
「で、デートだなんて、そうじゃないの。これにはいろいろワケがあって」
珍しい。これはまた珍しい。朝倉が妙に言葉を詰まらせて言い訳なんてしている。ただ、そんなあくせくした言い方では、いらぬ誤解を招きそうな気がしてならない。そもそも、そんな言い訳の仕方がハルヒに通用するとは思えん。
「いろいろって何よ」
「えっと、だから」
「俺が屋上で昼寝してたら放課後になっちまって、それを朝倉に発見された上に教師連中への口止めとして買い物に付き合わされて、ついでだからってことで長門のとこで飯喰ってたんだ」
ウソはついてない。教師連中への口止めっていうのは、ウソではなくて話を盛り上げる脚色だと思っていただきたい。
「そ、そうなの。うん、そう。だから別にデートをしてたとか、そういうことじゃ……ないの」
だから朝倉、そんな歯切れの悪い言い方でデート、デートと連呼しないでくれ。相手がハルヒじゃなくたって、思いっきり言い訳しているように聞こえるじゃないか。それともなんだ、わざとやってるのか?
「へぇ~、そう。ああ、そうなの。だったら勝手にすればいいでしょっ!」
「いってっ!」
思いっきり人の足を踏みつけ、レーザーでも発射しそうな鋭い眼光で俺を睨み付けたハルヒは、そのまま一人勝手に帰って行った。ありゃそうとう怒ってるな。仕方がない、あとでフォローを入れておくか……。
やれやれ、面倒なことになったな。
「わたしのせい……かな?」
ハルヒへのフォローをいろいろ考えてため息を吐いていると、妙に沈んだ声で、朝倉がそんなことを言った。
おまえのせいだ……と言いたいところだが、そうとも言い切れないから困る。俺が屋上で昼寝していたことが発端なわけだしな。
「涼宮さん、怒ってるよね」
「アレでご機嫌に見えるなら、もう少し人のことを理解した方がいいと忠告する」
「ごめんね。あなたを困らせるつもりじゃなかったんだけど」
そうかい。その割りには、おまえが口を開くたびに状況が悪化したように思えるんだけどな。まぁ、そんなことを今さら言っても仕方がない。
「とりあえず、ハルヒへのフォローは俺がする。気にしなくていいさ」
「でも、」
「いいから帰れ」
「……やっぱりわたし、いない方がいい?」
本当に珍しいな。あの朝倉が、クラスメイトと会話していようが俺に斬りかかって来ようが微笑んでいたあの朝倉が、珍しく笑みを消して落ち込んでるように見える。俺の目の錯覚か?
「……ここで帰るわ。じゃあね」
俺の目の錯覚でなければ、そんな言葉を残して夜道の闇の中に消えていった。
ハルヒといい、朝倉といい、何て言うか……何なんだろうな。ホントにさ。
〆
思えば長い話になっちゃったもんですネ。
ピースフル・デイズ
この状況をどう捉えればいいのか、自分としては甚だ悩むところだ。
目の前には逆八の時眉毛のハルヒがいて、どうやら憤慨しているようであることは間違いない。傍らにいる朝倉は、そんなハルヒを前に、どうしたものかと眉間にシワを寄せている。
そんな二人に挟まれて、俺に言えることは何だろう。特にはないな。そもそもハルヒが何で俺の家の前にいるのかがわからない。
「ノート、持ってきてあげたのよ」
「ノート? 何の」
「あんた、今日の午後から行方眩ませてたじゃない。成績もロクなもんじゃないのに、サボってどうすんのよ。もうすぐテストだってあるのに、赤点取って補習とかになられちゃSOS団の活動に支障を来すでしょ!」
まぁ、確かにテストも近いし補習だなんだとわずらわしいイベントは回避したいな。SOS団の活動に支障を来す云々は別としても。
「おまけに散々連絡しても繋がらないし、どこかで野垂れ死にされてても困るから、ノート貸してあげるついでに寄ってみたいのよ」
「ああ、つまり心配してくれたのか」
「心配なんかするかーっ! こンの、アホンダラゲ!」
口角泡を飛ばし、ってのは今のこいつの様子を言うんだろうなぁ……などと、どうでもいいようなことを考えつつ、ハルヒの話は右から左だ。下手に口を挟もうものならロクなことになりかねん。
「授業をサボって、よりにもよって朝倉とデートってワケ? ハンッ! いいご身分じゃない。こんなところまで様子を見に来たあたしがバカみたいだわ」
デート……? はて、デートというのは一概に恋仲の男女が二人きりで待ち合わせ、誰にも邪魔されずに甘い時間を楽しむストロベリーなひとときだと俺は認識しているが、朝倉との関係にそんな瞬間が感じられることなどあるんだろうか。一瞬たりともあり得ない、と答案用紙に書けは、花丸が貰えると思うんだがどうだろうね。
「で、デートだなんて、そうじゃないの。これにはいろいろワケがあって」
珍しい。これはまた珍しい。朝倉が妙に言葉を詰まらせて言い訳なんてしている。ただ、そんなあくせくした言い方では、いらぬ誤解を招きそうな気がしてならない。そもそも、そんな言い訳の仕方がハルヒに通用するとは思えん。
「いろいろって何よ」
「えっと、だから」
「俺が屋上で昼寝してたら放課後になっちまって、それを朝倉に発見された上に教師連中への口止めとして買い物に付き合わされて、ついでだからってことで長門のとこで飯喰ってたんだ」
ウソはついてない。教師連中への口止めっていうのは、ウソではなくて話を盛り上げる脚色だと思っていただきたい。
「そ、そうなの。うん、そう。だから別にデートをしてたとか、そういうことじゃ……ないの」
だから朝倉、そんな歯切れの悪い言い方でデート、デートと連呼しないでくれ。相手がハルヒじゃなくたって、思いっきり言い訳しているように聞こえるじゃないか。それともなんだ、わざとやってるのか?
「へぇ~、そう。ああ、そうなの。だったら勝手にすればいいでしょっ!」
「いってっ!」
思いっきり人の足を踏みつけ、レーザーでも発射しそうな鋭い眼光で俺を睨み付けたハルヒは、そのまま一人勝手に帰って行った。ありゃそうとう怒ってるな。仕方がない、あとでフォローを入れておくか……。
やれやれ、面倒なことになったな。
「わたしのせい……かな?」
ハルヒへのフォローをいろいろ考えてため息を吐いていると、妙に沈んだ声で、朝倉がそんなことを言った。
おまえのせいだ……と言いたいところだが、そうとも言い切れないから困る。俺が屋上で昼寝していたことが発端なわけだしな。
「涼宮さん、怒ってるよね」
「アレでご機嫌に見えるなら、もう少し人のことを理解した方がいいと忠告する」
「ごめんね。あなたを困らせるつもりじゃなかったんだけど」
そうかい。その割りには、おまえが口を開くたびに状況が悪化したように思えるんだけどな。まぁ、そんなことを今さら言っても仕方がない。
「とりあえず、ハルヒへのフォローは俺がする。気にしなくていいさ」
「でも、」
「いいから帰れ」
「……やっぱりわたし、いない方がいい?」
本当に珍しいな。あの朝倉が、クラスメイトと会話していようが俺に斬りかかって来ようが微笑んでいたあの朝倉が、珍しく笑みを消して落ち込んでるように見える。俺の目の錯覚か?
「……ここで帰るわ。じゃあね」
俺の目の錯覚でなければ、そんな言葉を残して夜道の闇の中に消えていった。
ハルヒといい、朝倉といい、何て言うか……何なんだろうな。ホントにさ。
〆
思えば長い話になっちゃったもんですネ。
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[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
いやあ、この反応はなんと言いますか、キレるハルヒさんに慣れてしまっているのが原因だと思っていただければ……w
朝倉さんに対しては、キョンくんは基本的に関わり合いになりたくないと思ってる感じですので、深い気配りはしないんです。うん、きっとそう。
朝倉さんに対しては、キョンくんは基本的に関わり合いになりたくないと思ってる感じですので、深い気配りはしないんです。うん、きっとそう。
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
シリーズ化ですかΣ(´Д`
頭の中では今週土日くらいで〆ちゃおうかと思ってるんですけど、どうしましょ?w
頭の中では今週土日くらいで〆ちゃおうかと思ってるんですけど、どうしましょ?w
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