category: 日記
DATE : 2007/02/13 (Tue)
DATE : 2007/02/13 (Tue)
昨日は確かに微熱があったのに、今日になったら平熱に戻っていた不思議。そういえば世のお嬢様方は月に一度の催しで、微熱が出るとか出ないとか……いや、知りませんけど。聞いた話なので。
ともかく元気になりました!
仕事はまだ片付いてません!!
がっでむこんちくしょーヽ(`Д´)ノ
ともかく元気になりました!
仕事はまだ片付いてません!!
がっでむこんちくしょーヽ(`Д´)ノ
【増刊キョンくん】
ピースフル・デイズ
「あれ、もう帰るの?」
こっそり出て行くつもりでいた俺に向かって、いったいどんなセンサーが取り付けられているのか、立ち上がったところで朝倉は目を覚ました。
そのまま寝ててくれと思わなくもないが、目を覚まして声を掛けられたのなら、一言くらいは返すべきだろう。
「帰るに決まってるだろ」
「そうなんだ」
そうなんだってのはどうなんだ? こいつは俺がこのまま泊まるとでも思っていたんだろうか。それはないだろ、常識的に考えて……って、宇宙人なんていう非常識な存在に常識について語っても無駄かもな。
「あっ、途中まで送るね」
「自転車だから、別にいい」
「じゃあ、後ろに乗せてもらえば平気だね」
頼む、たまにはまともな会話のキャッチボールをさせてくれ。
後ろに乗ればって、どこまで見送るつもりだ? 俺の家に来たところで上がらせるわけがない。そうでなかったとしても家まで見送って、そのあと、また俺が朝倉をマンションまで送ることになるんじゃないのか? いつまで経っても帰ることが出来なさそうだな、おい。
「帰りは平気よ」
「平気って、夜道の一人歩きはどうかと思うんだが」
「意外と真面目? 大丈夫よ」
何を根拠に……と思っていたら、傍らの喜緑さんがポツリと。
「生身の人間ごときが、わたしたちに何かできるわけありませんものね」
なんてことを微笑みながら呟いた。
えーっと……何だ。喜緑さんは、人間という存在に何かしらの敵意でもあるのかね? 言葉の端々にそういうニュアンスが感じられるんだが……まぁ、そうでなかったとしても、言ってることは確かにその通りかもな。
「じゃ、行こっか」
だからと言って、見送られることを了承したわけじゃないんだけどな。
日が暮れた時間に二人乗りをするのは、厄介なことになりそうなのでやめておいた。事故に遭うかも、ってのももっともな理由だが、夜の20時過ぎに制服姿の高校生が二人乗りなんてしてみろ、補導されちまう。
だから、さっさと帰るためにも見送りなんていらなかった。が、結局俺は自転車を手で押して朝倉と肩を並べて歩いている。何やってるんだろうな、本当に。
「そういえば、最近どうなの? 涼宮さん」
これまで散々クラスの話題ばかりを口にしていた朝倉が、ふと思い立ったようにそんなことを聞いてきた。
「いつも通りだろ」
「いつも通りって?」
「教室で見たまんまだ。部室でのことなら、長門にでも聞いてくれ」
「ふーん」
と独りごちた朝倉は「……そういう……けどな」などと、聞き取れない小声で何か呟いた。その呟きが何なのか気にならないと言えばウソになるが、得てして聞きたいとも思わないので聞き流そう。
それから何故か、朝倉は口数が少なくなった。こいつと二人で黙々と歩くのは精神的に堪えるんだが……もうそろそろ帰ってくれないか? とも言い出せない。
それは何もこいつと二人でいる時間を大切にしたいから~、なんていう、少女マンガでも目にする機会が少なくなっている気持ちなんぞあろうわけもなく、ただ単に余計なことを口走って刺激を与えたくないだけだったりする。
それが間違いだと気づいたのは、長門のマンションから自宅までの距離を、いつもの倍近い時間を掛けて帰ってきた玄関先でのこと。
「あ」
と、声を漏らしたのは朝倉だった。こいつの目は赤外線スコープにでもなっているのか、住宅街の薄暗い街灯だけでもよく見えるらしい。俺は気づかなかった。
そんな夜目が利くのは、どうやら朝倉だけではないらしく。
「ぶべっ」
俺の顔面にクリーンヒットするほどの正確なコントロールでノートの束を投げつけるそいつも、夜目が利くらしい。
「あんた、こんな時間まで朝倉と二人でいたわけ? へぇ~、何をやってたのか、じっくり聞かせてもらいましょうか」
何をやってたのかを聞きたいのは、俺の方も同じだ。
人ん家の前で、おまえの方こそ何をやってたんだ? なぁ、ハルヒ。
〆
こっちも修羅場じゃーヽ(`Д´)ノ
ピースフル・デイズ
「あれ、もう帰るの?」
こっそり出て行くつもりでいた俺に向かって、いったいどんなセンサーが取り付けられているのか、立ち上がったところで朝倉は目を覚ました。
そのまま寝ててくれと思わなくもないが、目を覚まして声を掛けられたのなら、一言くらいは返すべきだろう。
「帰るに決まってるだろ」
「そうなんだ」
そうなんだってのはどうなんだ? こいつは俺がこのまま泊まるとでも思っていたんだろうか。それはないだろ、常識的に考えて……って、宇宙人なんていう非常識な存在に常識について語っても無駄かもな。
「あっ、途中まで送るね」
「自転車だから、別にいい」
「じゃあ、後ろに乗せてもらえば平気だね」
頼む、たまにはまともな会話のキャッチボールをさせてくれ。
後ろに乗ればって、どこまで見送るつもりだ? 俺の家に来たところで上がらせるわけがない。そうでなかったとしても家まで見送って、そのあと、また俺が朝倉をマンションまで送ることになるんじゃないのか? いつまで経っても帰ることが出来なさそうだな、おい。
「帰りは平気よ」
「平気って、夜道の一人歩きはどうかと思うんだが」
「意外と真面目? 大丈夫よ」
何を根拠に……と思っていたら、傍らの喜緑さんがポツリと。
「生身の人間ごときが、わたしたちに何かできるわけありませんものね」
なんてことを微笑みながら呟いた。
えーっと……何だ。喜緑さんは、人間という存在に何かしらの敵意でもあるのかね? 言葉の端々にそういうニュアンスが感じられるんだが……まぁ、そうでなかったとしても、言ってることは確かにその通りかもな。
「じゃ、行こっか」
だからと言って、見送られることを了承したわけじゃないんだけどな。
日が暮れた時間に二人乗りをするのは、厄介なことになりそうなのでやめておいた。事故に遭うかも、ってのももっともな理由だが、夜の20時過ぎに制服姿の高校生が二人乗りなんてしてみろ、補導されちまう。
だから、さっさと帰るためにも見送りなんていらなかった。が、結局俺は自転車を手で押して朝倉と肩を並べて歩いている。何やってるんだろうな、本当に。
「そういえば、最近どうなの? 涼宮さん」
これまで散々クラスの話題ばかりを口にしていた朝倉が、ふと思い立ったようにそんなことを聞いてきた。
「いつも通りだろ」
「いつも通りって?」
「教室で見たまんまだ。部室でのことなら、長門にでも聞いてくれ」
「ふーん」
と独りごちた朝倉は「……そういう……けどな」などと、聞き取れない小声で何か呟いた。その呟きが何なのか気にならないと言えばウソになるが、得てして聞きたいとも思わないので聞き流そう。
それから何故か、朝倉は口数が少なくなった。こいつと二人で黙々と歩くのは精神的に堪えるんだが……もうそろそろ帰ってくれないか? とも言い出せない。
それは何もこいつと二人でいる時間を大切にしたいから~、なんていう、少女マンガでも目にする機会が少なくなっている気持ちなんぞあろうわけもなく、ただ単に余計なことを口走って刺激を与えたくないだけだったりする。
それが間違いだと気づいたのは、長門のマンションから自宅までの距離を、いつもの倍近い時間を掛けて帰ってきた玄関先でのこと。
「あ」
と、声を漏らしたのは朝倉だった。こいつの目は赤外線スコープにでもなっているのか、住宅街の薄暗い街灯だけでもよく見えるらしい。俺は気づかなかった。
そんな夜目が利くのは、どうやら朝倉だけではないらしく。
「ぶべっ」
俺の顔面にクリーンヒットするほどの正確なコントロールでノートの束を投げつけるそいつも、夜目が利くらしい。
「あんた、こんな時間まで朝倉と二人でいたわけ? へぇ~、何をやってたのか、じっくり聞かせてもらいましょうか」
何をやってたのかを聞きたいのは、俺の方も同じだ。
人ん家の前で、おまえの方こそ何をやってたんだ? なぁ、ハルヒ。
〆
こっちも修羅場じゃーヽ(`Д´)ノ
PR
●この記事にコメントする
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
こんな日常も、キョンくんにしてみれば平和な一日なんですよ!
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
でも、自分が書くキョンくんはどうにも淡々としていて、修羅場らしい修羅場にはなりそうにもないというか……何と言いますか、のれんに腕押し? みたいな感じなので……この状況も淡々とくぐり抜けそうです(;´Д`)
忍者ブログ [PR]