category: 日記
DATE : 2007/11/24 (Sat)
DATE : 2007/11/24 (Sat)
ようで、右手側の首筋から喉にかけて貫くような痛みに苛まれております。
なんと言うんでしょ。体感的には扁桃腺が腫れてるようなイガイガっぽさを喉に感じるわけですが、首筋を触れば左右で違うようで、やっぱり首の筋が張ってるようです。
ちょー痛い( ´Д`)
これはちょっとしばらく安静にしてなけりゃダメぽいのです。
んが。
さすがに四日連続で雑記だけというわけにもいかないので、さっくりSSをUPしておきます。
本日から信愛の五章がスタートです。
なんと言うんでしょ。体感的には扁桃腺が腫れてるようなイガイガっぽさを喉に感じるわけですが、首筋を触れば左右で違うようで、やっぱり首の筋が張ってるようです。
ちょー痛い( ´Д`)
これはちょっとしばらく安静にしてなけりゃダメぽいのです。
んが。
さすがに四日連続で雑記だけというわけにもいかないので、さっくりSSをUPしておきます。
本日から信愛の五章がスタートです。
前回はこちら
涼宮ハルヒの信愛:五章-a
朝倉主体、ハルヒと佐々木の救出活動は佐々木の閉鎖空間内で行われる。というのも、直接アクセスできるのが佐々木の閉鎖空間しかなく、その内部にハルヒの閉鎖空間が発生しているのであれば、そうするしかないのは自明の理ってヤツだ。
となると、そこに入り込める橘が朝倉を誘導しなければならない。ただそこで、橘はゴネた。朝倉と二人で閉鎖空間に行くのが嫌だということらしい。なんというワガママ。
とは言っても、その気持ちも解らなくはない。俺だって朝倉と二人きりという状況は、できることなら勘弁してほしい。いや、それなりに信用はしている。しているんだが、二度も刺されそうになった(一回はマジで刺されてるしな)経験から、どうやら本能的な部分で拒否反応が出てしまうもののようだ。
だが、閉鎖空間に行くのは何も朝倉だけではない。ハルヒと佐々木の閉鎖空間を引き離すためには長門の協力が不可欠ということもあり、長門自身も同行することになっている。これで朝倉と二人きりにはならないわけだから問題ないだろう……と思ったのだが、それでも橘には躊躇いがあるようだ。
「佐々木のためだろ」
「それは解ってますけど……あなたじゃないんですから、宇宙からの来訪者に囲まれて落ち着けるわけないじゃないですか」
だったら九曜はどうなる……と言いたいところだが、あいつをちらりと盗み見れば、何を考えているのかさっぱり読み取れない面持ちで、電柱よりも身動きしない不動の姿勢で直立していた。
九曜は見ての通り、いてもいなくても存在自体が空気より希薄なヤツだ。長門はともかく、朝倉くらい自己主張の激しいヤツとは勝手が違うのかもしれない。
「だったら藤原でも連れて行け」
「冗談じゃない」
俺の言葉に、藤原は敏感に反応しやがった。
「あんなところに好きこのんで行くのはあんたらくらいなもんだ。あんたが朝倉涼子の手段を選んだのであれば、僕が赴く理由はない」
これほど真っ当な意見を言われては、ぐうの音も出ない。俺でも、あんなところは用があっても生きたくない場所ベスト5にはランクインしてるくらいだ。
それなら古泉を……とも思ったが、こいつはこいつで役割がある。状況次第でもあるのだが、朝倉と長門が首尾良くハルヒと佐々木の閉鎖空間の切り離しが行えた場合、佐々木の閉鎖空間に内包されていたハルヒの閉鎖空間が、この現実世界に出現する……らしい。俺はよくわからんが、朝倉はそう言い、長門も否定しなかったところを見るとそうなんだろう。
となれば古泉は外で待機していなければならない。切り離されたハルヒの閉鎖空間を処理するのは、古泉がやることだ。
残るは朝比奈さんだが……正直に言えば、この愛くるしい上級生を連れて行ったところで何にもならんのではないかと思う。それどころか、騒ぎを起こしそうで不安だけが募るってもんだろう。
……やれやれ、残るのは俺だけじゃないか。最終的な決断を下した立場として傍観しているのも気が引けるが、かといって一緒に行ってもやることがない。むしろ、邪魔だと言われるのがオチだと思うんだが、どうなんだろうね。
「自己責任って便利な言葉だよね」
笑顔でそういう朝倉が、ことさら憎たらしい。何かのときに、おまえだけは絶対に頼ってやるもんか。
最終的に、佐々木の閉鎖空間へは俺と長門、朝倉、そして導き役の橘の、計四名で行くことになった。傍目で見れば怪しげな儀式のように四人で手を重ね合い、目を閉じて──。
──ふと、耳に届く音が途切れた気配を感じて目を開けば、世界はひどく……なんて言えばいいんだ? 欠けているように見えた。
「なっ、何ですかこれ!?」
俺も虚を突かれたが、何より辺りの光景を見て驚きの声を上げたのは橘だった。本来クリーム色が支配する佐々木の閉鎖空間は、まるで虫食いされた絵のように、あちこちに黒い塊が広がっている。
「予想以上にひどいわね」
今のこの状況を見て、俺と橘以外にコメントを漏らすのは朝倉しかいない。長門は目を見開いているが見ているのかどうか解らないほど、微動だにしないもんな。
「この黒い塊がハルヒの閉鎖空間か?」
「明確に言えばちょっと違うかな。涼宮さんの閉鎖空間は佐々木さんの閉鎖空間に内包されてる感じで……んー、ふたつの閉鎖空間が重なり合って変色してる感じなのよ」
「ってことは、この黒い塊をひとつずつ消して行かなくちゃならんわけか」
「全部じゃなくても大丈夫。特に接触している部分を剥がせばいいだけ」
「じゃあ早くしてくれ。いつまでものんびりしていたくないんだが」
「ここじゃないもの。場所は……」
と、朝倉が答える前にドアがガラリと開かれる音が響いた。静寂の中、ことさら大きく響く音に少しだけ驚きつつ振り向けば……ドアの前には、黒いヌリカベが……っておい。
「──────」
なんで九曜がここにいるんだ!?
「着いてきた」
気付いていたのは長門だけらしい。淡々と答えてくれたが、言うべきことはもっと別にあると思うのは、俺だけか?
そんな九曜は、こちらのことなどお構いなしに病室を出て行った。あいつをあのまま放っておくのは何かとマズイ気がする。特に今のこの場所は佐々木の閉鎖空間内だ。いくらあいつでも、橘の導きなしに元の世界に戻れるもんじゃないだろう。……戻れるのか? 解らんが、放置しておくわけにもいかない。
「おい、何とかしろよあれ」
「と言われても」
橘に文句を言ってはみたものの、橘は橘でどうしていいのか解らないらしい。この閉鎖空間はおまえの管轄じゃないか。好き勝手させずにおまえが九曜を止めなくちゃダメだろ。
「いいわ、着いて行きましょ。どうやらあの娘も、行き先は解ってるみたいだし」
本当か? 朝倉が何を根拠にそう言ってるのか解らんが……だが朝倉だけでなく長門でさえも九曜の後に付いて歩き出している。こうなれば、俺と橘も着いていくしかない。
「行き先ってのはどこだ?」
人気のない病院の廊下を歩きながら、俺は気になって朝倉に聞いてみた。九曜の足取りは、どうも外へ向かっているわけじゃなさそうだ。
「現実世界で、佐々木さんがいる場所」
「そこが目的地なのか?」
「そう。ここは佐々木さんが作り出している世界でしょう? 世界の中心は、つまり佐々木さんなのよ。彼女が現実世界でいる場所がこの世界の中心になってる……と思う」
「思う、だって?」
「初めてだもの。確証なんてないわ」
そりゃそうだ。そうなんだが、長門と同じ属性の朝倉でも解らないような状況に、今はなっていると思うと気が滅入る。
口数も少なくなり、先へ進む九曜の後ろと着いて行く。佐々木をどこぞへ連れて行ったのは朝比奈さんであり、その場所を俺は知らないが、別に階段を上り下りするわけでもないだろう。案の定、すぐに九曜は治療室らしき部屋と思われる扉の前で足を止めた。
「ここか?」
俺が何の気なしにドアに手を掛けようと伸ばした──その瞬間、無動作で動いた九曜に手首をつかまれた。
「──────ダメ────」
そう言った九曜は、アイコンタクトでも送るように朝倉を見る。その意味を理解できたのか、朝倉は肩をすくめ、俺に代わってドアを開いた。
途端。
ぶわぁっと、黒く着色されたドライアイスの煙のように、黒いモノがドアの中から足下を這うように流れ出てきた。
「ひえっ!」
「なっ、なんだこりゃ!?」
そりゃあ驚く。驚かないのは長門と九曜と朝倉くらいなもんで、俺と橘はドン引きするくらいに驚いた。その黒い……なんて言えばいいんだ? 見たまんま、黒い煙のようなそれは、もしかして部屋の中に充満してたのか?
無人のこの世界は、それでも電気が通っていて灯りも普通に点いているのだが、その室内だけは本当に真っ暗だった。ブラックホールのように、光すら飲み込んでるみたいな印象を受ける。
「ここまでひどいのか……できるかな」
それを目の当たりにした朝倉が、とてもとても頼りないことを口走る。今さらそんなことを言われても、こっちが困るってもんだ。
「やるしかない」
方や、長門はあくまでも強気だった。
「そうね。長門さんは涼宮さんの閉鎖空間から互いの境界領域を探ってみて。わたしは佐々木さんの方から探る。見つかったらタグを打ち込んでくれればいいわ。そこにTPDDを使うから」
「了解した」
頷き、長門の口から聞き取れない言葉がこぼれ出す。朝比奈さんに言わせれば『呪文』らしいその言葉は、なんだか久しぶりに耳にするような気がする。
それに合わせるように、朝倉も同じように呪文を唱えだした。まるで聞き取れない高速言語のそれは、生身の耳で聞き取ろうとすれば耳鳴りでもしそうだが、今は……何故だろう、響き合う弦楽器の音色のように、何らかのメロディを奏でているように思えた。
俺にはさっぱり解らんが、どうやらハルヒと佐々木の閉鎖空間を引きはがす作業が始まったようだ。
つづく
涼宮ハルヒの信愛:五章-a
朝倉主体、ハルヒと佐々木の救出活動は佐々木の閉鎖空間内で行われる。というのも、直接アクセスできるのが佐々木の閉鎖空間しかなく、その内部にハルヒの閉鎖空間が発生しているのであれば、そうするしかないのは自明の理ってヤツだ。
となると、そこに入り込める橘が朝倉を誘導しなければならない。ただそこで、橘はゴネた。朝倉と二人で閉鎖空間に行くのが嫌だということらしい。なんというワガママ。
とは言っても、その気持ちも解らなくはない。俺だって朝倉と二人きりという状況は、できることなら勘弁してほしい。いや、それなりに信用はしている。しているんだが、二度も刺されそうになった(一回はマジで刺されてるしな)経験から、どうやら本能的な部分で拒否反応が出てしまうもののようだ。
だが、閉鎖空間に行くのは何も朝倉だけではない。ハルヒと佐々木の閉鎖空間を引き離すためには長門の協力が不可欠ということもあり、長門自身も同行することになっている。これで朝倉と二人きりにはならないわけだから問題ないだろう……と思ったのだが、それでも橘には躊躇いがあるようだ。
「佐々木のためだろ」
「それは解ってますけど……あなたじゃないんですから、宇宙からの来訪者に囲まれて落ち着けるわけないじゃないですか」
だったら九曜はどうなる……と言いたいところだが、あいつをちらりと盗み見れば、何を考えているのかさっぱり読み取れない面持ちで、電柱よりも身動きしない不動の姿勢で直立していた。
九曜は見ての通り、いてもいなくても存在自体が空気より希薄なヤツだ。長門はともかく、朝倉くらい自己主張の激しいヤツとは勝手が違うのかもしれない。
「だったら藤原でも連れて行け」
「冗談じゃない」
俺の言葉に、藤原は敏感に反応しやがった。
「あんなところに好きこのんで行くのはあんたらくらいなもんだ。あんたが朝倉涼子の手段を選んだのであれば、僕が赴く理由はない」
これほど真っ当な意見を言われては、ぐうの音も出ない。俺でも、あんなところは用があっても生きたくない場所ベスト5にはランクインしてるくらいだ。
それなら古泉を……とも思ったが、こいつはこいつで役割がある。状況次第でもあるのだが、朝倉と長門が首尾良くハルヒと佐々木の閉鎖空間の切り離しが行えた場合、佐々木の閉鎖空間に内包されていたハルヒの閉鎖空間が、この現実世界に出現する……らしい。俺はよくわからんが、朝倉はそう言い、長門も否定しなかったところを見るとそうなんだろう。
となれば古泉は外で待機していなければならない。切り離されたハルヒの閉鎖空間を処理するのは、古泉がやることだ。
残るは朝比奈さんだが……正直に言えば、この愛くるしい上級生を連れて行ったところで何にもならんのではないかと思う。それどころか、騒ぎを起こしそうで不安だけが募るってもんだろう。
……やれやれ、残るのは俺だけじゃないか。最終的な決断を下した立場として傍観しているのも気が引けるが、かといって一緒に行ってもやることがない。むしろ、邪魔だと言われるのがオチだと思うんだが、どうなんだろうね。
「自己責任って便利な言葉だよね」
笑顔でそういう朝倉が、ことさら憎たらしい。何かのときに、おまえだけは絶対に頼ってやるもんか。
最終的に、佐々木の閉鎖空間へは俺と長門、朝倉、そして導き役の橘の、計四名で行くことになった。傍目で見れば怪しげな儀式のように四人で手を重ね合い、目を閉じて──。
──ふと、耳に届く音が途切れた気配を感じて目を開けば、世界はひどく……なんて言えばいいんだ? 欠けているように見えた。
「なっ、何ですかこれ!?」
俺も虚を突かれたが、何より辺りの光景を見て驚きの声を上げたのは橘だった。本来クリーム色が支配する佐々木の閉鎖空間は、まるで虫食いされた絵のように、あちこちに黒い塊が広がっている。
「予想以上にひどいわね」
今のこの状況を見て、俺と橘以外にコメントを漏らすのは朝倉しかいない。長門は目を見開いているが見ているのかどうか解らないほど、微動だにしないもんな。
「この黒い塊がハルヒの閉鎖空間か?」
「明確に言えばちょっと違うかな。涼宮さんの閉鎖空間は佐々木さんの閉鎖空間に内包されてる感じで……んー、ふたつの閉鎖空間が重なり合って変色してる感じなのよ」
「ってことは、この黒い塊をひとつずつ消して行かなくちゃならんわけか」
「全部じゃなくても大丈夫。特に接触している部分を剥がせばいいだけ」
「じゃあ早くしてくれ。いつまでものんびりしていたくないんだが」
「ここじゃないもの。場所は……」
と、朝倉が答える前にドアがガラリと開かれる音が響いた。静寂の中、ことさら大きく響く音に少しだけ驚きつつ振り向けば……ドアの前には、黒いヌリカベが……っておい。
「──────」
なんで九曜がここにいるんだ!?
「着いてきた」
気付いていたのは長門だけらしい。淡々と答えてくれたが、言うべきことはもっと別にあると思うのは、俺だけか?
そんな九曜は、こちらのことなどお構いなしに病室を出て行った。あいつをあのまま放っておくのは何かとマズイ気がする。特に今のこの場所は佐々木の閉鎖空間内だ。いくらあいつでも、橘の導きなしに元の世界に戻れるもんじゃないだろう。……戻れるのか? 解らんが、放置しておくわけにもいかない。
「おい、何とかしろよあれ」
「と言われても」
橘に文句を言ってはみたものの、橘は橘でどうしていいのか解らないらしい。この閉鎖空間はおまえの管轄じゃないか。好き勝手させずにおまえが九曜を止めなくちゃダメだろ。
「いいわ、着いて行きましょ。どうやらあの娘も、行き先は解ってるみたいだし」
本当か? 朝倉が何を根拠にそう言ってるのか解らんが……だが朝倉だけでなく長門でさえも九曜の後に付いて歩き出している。こうなれば、俺と橘も着いていくしかない。
「行き先ってのはどこだ?」
人気のない病院の廊下を歩きながら、俺は気になって朝倉に聞いてみた。九曜の足取りは、どうも外へ向かっているわけじゃなさそうだ。
「現実世界で、佐々木さんがいる場所」
「そこが目的地なのか?」
「そう。ここは佐々木さんが作り出している世界でしょう? 世界の中心は、つまり佐々木さんなのよ。彼女が現実世界でいる場所がこの世界の中心になってる……と思う」
「思う、だって?」
「初めてだもの。確証なんてないわ」
そりゃそうだ。そうなんだが、長門と同じ属性の朝倉でも解らないような状況に、今はなっていると思うと気が滅入る。
口数も少なくなり、先へ進む九曜の後ろと着いて行く。佐々木をどこぞへ連れて行ったのは朝比奈さんであり、その場所を俺は知らないが、別に階段を上り下りするわけでもないだろう。案の定、すぐに九曜は治療室らしき部屋と思われる扉の前で足を止めた。
「ここか?」
俺が何の気なしにドアに手を掛けようと伸ばした──その瞬間、無動作で動いた九曜に手首をつかまれた。
「──────ダメ────」
そう言った九曜は、アイコンタクトでも送るように朝倉を見る。その意味を理解できたのか、朝倉は肩をすくめ、俺に代わってドアを開いた。
途端。
ぶわぁっと、黒く着色されたドライアイスの煙のように、黒いモノがドアの中から足下を這うように流れ出てきた。
「ひえっ!」
「なっ、なんだこりゃ!?」
そりゃあ驚く。驚かないのは長門と九曜と朝倉くらいなもんで、俺と橘はドン引きするくらいに驚いた。その黒い……なんて言えばいいんだ? 見たまんま、黒い煙のようなそれは、もしかして部屋の中に充満してたのか?
無人のこの世界は、それでも電気が通っていて灯りも普通に点いているのだが、その室内だけは本当に真っ暗だった。ブラックホールのように、光すら飲み込んでるみたいな印象を受ける。
「ここまでひどいのか……できるかな」
それを目の当たりにした朝倉が、とてもとても頼りないことを口走る。今さらそんなことを言われても、こっちが困るってもんだ。
「やるしかない」
方や、長門はあくまでも強気だった。
「そうね。長門さんは涼宮さんの閉鎖空間から互いの境界領域を探ってみて。わたしは佐々木さんの方から探る。見つかったらタグを打ち込んでくれればいいわ。そこにTPDDを使うから」
「了解した」
頷き、長門の口から聞き取れない言葉がこぼれ出す。朝比奈さんに言わせれば『呪文』らしいその言葉は、なんだか久しぶりに耳にするような気がする。
それに合わせるように、朝倉も同じように呪文を唱えだした。まるで聞き取れない高速言語のそれは、生身の耳で聞き取ろうとすれば耳鳴りでもしそうだが、今は……何故だろう、響き合う弦楽器の音色のように、何らかのメロディを奏でているように思えた。
俺にはさっぱり解らんが、どうやらハルヒと佐々木の閉鎖空間を引きはがす作業が始まったようだ。
つづく
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●この記事にコメントする
★無題
NAME: W_M_Y
お大事に。その一言で済む話では
ないかもしれませんが、それでも。
>響き合う弦楽器の音色のように
アニメ&原作ではありえない、しかし
(彼女達本来の役割からすると)
何ら不思議ではないその光景に、
やはり目を奪われます。
ないかもしれませんが、それでも。
>響き合う弦楽器の音色のように
アニメ&原作ではありえない、しかし
(彼女達本来の役割からすると)
何ら不思議ではないその光景に、
やはり目を奪われます。
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
朝倉さん本来の立場で考えれば、長門さん一人じゃ手に負えないことを朝倉さんがフォローすることもあったんですかねぇ。
今回の話では、逆の立場になってますがw
今回の話では、逆の立場になってますがw
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
いやあ……あまりそこまでの大活躍は……ないかと( ´Д`)
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