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DATE : 2017/10/22 (Sun)
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DATE : 2008/03/29 (Sat)
もう3月も終わりですか。早いものですねぇ。

巷ではすっかり桜が咲いているようで、駅前の桜並木がそれはもう見頃になっております。で、桜が咲くと花散らしの雨が降るのは世の常というものでありまして、明日か明後日には花見にでも行きたいもんです。行く暇なんぞ微塵もありゃしませんが。

そういえば、今日でガンダムOOが最終回だそうで。変則4クールで、しばし間をおいて残り2クールをやるとかなんとか。

昨今のアニメ制作の苛酷さを考えると、こういうやり方もありだなぁと思うわけです。下手に総集編を入れられて話が間延びするよりは、作画のクオリティ維持もできるでしょうし、制作スケジュールもラクになりまそうですしね。

そんなガンダムOOの話からあれですが、プラモ買ったんですよ。オーバーフラッグのHG。いえ、自分が作るわけじゃなくてですね、うちの相方さんがですね、あれなんですよ。バレンタインのお返しに何がいいと聞いたところ、ハムフラ(グラハム専用オーバーフラッグ)かLUSHの石けん、などとほざきやがりましてね、その選択は如何なものかと問い質したいわけですが、結局のところハムフラは品切れしまくりで、オーバーフラッグが唯一1品だけ残っていたので妥協したぽいです。
まぁ、石けんも買わされておにいさんしょんもりなんですけど。

で、そのオーバーフラッグなんですが、まだ作ってないわけでして。今になって塗装や何やらも買えばよかったと嘆いております。勘弁してください。

仕方ないので、自分はそのうちキュリオスかストライクフリーダムを買ってこようかと思います。

そんなとりとめもない話でオチも何もないんですが、それではまた。

前回はこちら
森園生の変心:9

 一夜明けて、どうにも落ち着かない気分でいるのは俺だけなんだろう。朝に出迎えに行ったときの鶴屋さんは、やっぱりいつもの鶴屋さんであり、結納を間近に控えているというのに、表面的な態度はまるで変わらない。世の中にはマリッジブルーなどという言葉があるらしいのだが、どうやらこの人はそういう言葉と無縁らしい。
 それとも、内心ではかなり不安でドキドキしているんだろうか? 昨日は「それでいい」とばかりに受け入れ姿勢を見せていたが、実際には不安で、けれど表に出せば朝比奈さん……は、無理かもしれんが、ハルヒや、俺の知らない鶴屋さん個人の友人知人にバレてしまうと思って、隠しているんだろうか。
 俺にはよくわからん。鶴屋さんの考えていることがよくわからないのはもちろんだが、結婚まで秒読みという段階まで来ている女性の心理は想像すらできない。そもそも、高校二年の年頃で、結婚が遙か先の出来事なのは当たり前のことであって、自分が結婚する、なんてイメージを克明に考えようったって無理がある。
 となれば誰かに聞いてみればいいと思う。身近には、幸か不幸か女性は多々いる。例えば──。
「なぁ、ハルヒ」
 性格や人間性というものは、この際だから横に置いておこう。少なくともハルヒは生物学的には女性であり、思考回路は時にぶっ飛んでぶっ壊れているが、そんなことは些細なものかもしれない。
「結婚ってどう思う?」
 そう問えば、窓の外を眺めていたハルヒは緩慢この上ない動きで首を巡らし、人の顔の毛穴さえも観察しようかというほどマジマジと睨み付けて来やがった。
 こいつにこうまで睨み付けられるのは、いったいいつ以来だろう。頻繁に睨まれているような気もするが、人の精神状況を不安定にさせるような凝視の仕方は、ほぼ初対面のころに声を掛けたとき以来だろうか。
「それは何? もしかしてあたしに、昨日の深夜にやってた推理ものの映画の話題でも振ってるわけ?」
「なんだそりゃ?」
「あんたが今言ったんじゃないの、血痕って。次回の映画でネタにできることでもあるかなって思って見てたけど、たいしたことなかったわね。そもそもあの血痕の残り方は無理ありすぎるわ」
 もしやそれは、何かしらのボケなんだろうか。そもそも、『けっこん』という言葉を耳にして、脳内で変換される漢字が『血痕』ってのはどうなんだ? 普通は『結婚』になるだろ。
「えっ? あんたが言ってたのって、ウエディングの話? ってか、なんであたしが、あんたにあたしの一般性の是非を問われないといけないのよ」
 安心しろ。端っからおまえの一般性を是と思ったことはない。ただ、おまえもいちおうは女であるからして、自分の考えは横に置いて女性的な観点から結婚という契約が結ばれる直前は、どう思うものかと聞いているんだ。
「さぁね。そんなの人によるんじゃない? ウエディングドレスが着られるってことで喜ぶ人もいるくらいだし」
「ああ、まぁ」
 確かに、男性よりも女性の方が結婚に対する願望が強い一面は、結婚式で着られる衣装にあるかもしれない。実際に結婚式の日取りが決まり、それまでに費やす時間の中で多く割かれるのがドレス選びって話は、よく聞く話だ。
 かといって、鶴屋さんがウエディングドレスを着たいがために結婚するってのはあり得ないだろう。
「あとは……そうね、好きな人とずっと一緒にいられるわけだし、悲しいってわけじゃないでしょうね。少なくとも、あんたにそんな話を振られた今のあたしの心境よりは幸せでしょ」
 なんてことを、ハルヒは斜に構えて冷ややかな眼差しを俺に向けつつ言い放った。そのクセに、いつも以上に饒舌に語ってるのは何でだろうな。そんなに嫌なら、別に無理して答えてくれなくたって俺は構わないし、憎まれ口を叩かれるぐらいなら、初っ端から切って捨ててくれた方が傷も浅いってもんだ。
「だいたい、なんで結婚の話なのよ。誰か結婚でもするの?」
「……いいや」
 一瞬言葉につまったが、それでも冷静に否定しておいた。妙なところで勘が鋭い……と言うよりも、俺がそんな話題を振ればハルヒでなくてもそう考えるだろう。
「単なる雑談だ。気にするな」
 今の問いかけが鶴屋さんの結納云々ってことに直結できるわけもなく、素知らぬ顔して惚ければ、暇つぶしのどーでもいいような雑談で終わっちまうもんなのさ。すぐに忘れもするだろ。
「ふーん。あんたって、そんなに結婚願望強かったの? もしかして、高校卒業してすぐに結婚したいとか考えてるわけ?」
「そういうわけでもないが」
「まっ、迂闊に結婚なんて考えるもんじゃないわね。普通に付き合ってるなら当人同士の問題で終わる話だけど、結婚になれば個人同士の付き合いが一族同士の付き合いになっちゃうのよ? 好き嫌いだけで片付く問題じゃないの」
 なるほど、ハルヒの意見にしては珍しく、至極まっとうなものだ。確かに結婚ってのはそういう意味合いも含まれてくるんだよな。
 俺もいつか、結婚しようなどと思う相手が現れれば、その家に行って「娘さんをください」とか言わなければならんわけか。そんな真似ができるんだろうか? 今はまだ考えたくないが……実際にそういうことになれば、しなけりゃならんのだろう。
「まぁなんだ。そういうのはタイミング次第だな。いい相手がいれば結婚するだろうし、いなけりゃ見つかるまで保留ってとこだ」
「何をそんな悠長に構えてんのよ」
 俺がそう言えば、ハルヒは何故か柳眉を釣り上げて睨みをキツくさせてきた。
「あんたみたいな頭も顔も標準スペックなヤツが、まだまだ先の話だと思ってのんびりしてると婚期を逃して、老後も一人寂しく孤独死しちゃうのよ」
 ひでぇ言われようだ。そこまで言われて返す言葉が何も出てこないほど、俺は穏やかな性格じゃないぞ。
「人のことより、そっちはどうなんだよ。前に……なんだ、恋愛感情なんて気の迷い、精神病の一種とか言い放ってたよな? おまえこそ、老後まで独り身のままっぽい……なんだよ?」
 などと俺が言えば、目の前のハルヒは驚愕面から沸点ぎりぎりの鬼の形相一歩手前に驚くほどの滑らかさで切り替わった。
「うっさい、バカ! どーしてあんたがそんなこと言えるのよっ!」
 教室の中のみならず、校内の隅々まで響き渡るバカでかい音量で怒鳴られた。クラスの中が静まりかえったのは言うに及ばず、間近で怒鳴られた俺なんて鼓膜が破れそうな勢いだ。きーんっと耳鳴りがする。
「ふんっ」
 睨めば相手を殺せるとでも言わんばかりの眼光で俺を睨め付け、ハルヒは鼻を鳴らしてそっぽを向いた。もしや、今の俺の一言がそこまでこいつの逆鱗に触れるもんだったんだろうか? そんなことで怒り狂ってもらっては、今まで俺が受けた仕打ちはどうなるって話だ。まったく意味がわからん。
 どうにもここで俺の方から「悪かった」と謝罪するのもバカらしく思う。かといって、こっちも喧嘩腰になるにはハルヒの気分が突っ走りすぎていて、怒ろうにも怒りにくい。これでは閉鎖空間のひとつやふたつ、どこぞに現れていそうだが、俺にだって面倒を見切れないこともあるし、どうしていいのかわからんこともあるのさ。
 今はとりあえず、放っておくのが一番か。
 苦労する古泉には悪いが、出来ることなら俺は厄介なことに率先して首を突っ込みたいとは思わないんだよ。

つづく
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★無題
NAME: ソウ
長編の続きありがとうございます。
自分は今の長編楽しみにしてるのでなるべくならのせて下さい<(_ _)>
2008/03/30(Sun)00:08:45 編集
とりあえず書き上がったところからちょびちょび載せて行こうかなぁとは思っておりますヨ。あれですね、オープンβみたいなものですのでw
【2008/03/30 01:01】
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