category: ハルヒSS
DATE : 2007/02/05 (Mon)
DATE : 2007/02/05 (Mon)
今週から来週半ばまで、なんとも微妙な感じであります。
SSの方は……うーん、書く時間が取れれば書きますが、そうでなければ休むことになるかも?
いっそのこと、週刊ものはお休みにして、時間が取れたときに単発ものをUPするかもしれんです。
逆に時間が取れればそのまま週刊ものをUPしていってもいいんですが……どっちにしろ、更新時間もけっこうバラバラになりそうです。ゴメンチャイ。
※16:20ごろ、せっかくなので追加。
SSの方は……うーん、書く時間が取れれば書きますが、そうでなければ休むことになるかも?
いっそのこと、週刊ものはお休みにして、時間が取れたときに単発ものをUPするかもしれんです。
逆に時間が取れればそのまま週刊ものをUPしていってもいいんですが……どっちにしろ、更新時間もけっこうバラバラになりそうです。ゴメンチャイ。
※16:20ごろ、せっかくなので追加。
【増刊キョンくん】
タイトルなし
その日は、何故か知らんが、部室でペーパークラフト制作に明け暮れる一日となっていた。
なんでこんなことになってるのかはわからん。切っ掛けはあったはずなんだが……ええっと、なんでだったかな。ああ、そうそう。ハルヒがPCでネット巡回中に見つけて、暇つぶしにやり始めたのはいいが、今はPCで簡単に自作できるってんで作り始めたのが切っ掛けだ。
そこから妙に凝りだして、全員に自作することを厳命し、それぞれが作り出したのを、他の人に作らせようってことになったんだと思う。
こういうちまちました作業はイライラしてきて好きじゃないが、乗り気のハルヒに逆らえばより面倒なことになるのは火を見るよりも明らかであり、仕方なく作り始めたわけだ。
問題は、PCで作り出したペーパークラフトを実際にプリントアウトして組み立てるところなんだが……俺が手がけるのは、長門制作のペーパークラフトである。あいつが作り出したのは銀河の立体図だ。
勘弁してくれよ。なんで紙切れで宇宙を創造しなけりゃならんのだ。
「ね、みくるちゃん。悪いんだけど、それ取ってくれない?」
ハルヒは朝比奈さんが作り出した花壇の制作真っ最中だ。PCの扱いに不慣れな朝比奈さんの分は、紙に書いたものを俺がPCに取り込んでペーパークラフトにした。実質、俺が2つ作ったようなもんだ。
「え……と?」
「だから、それよそれ。ええっと、それ」
それそれじゃわからんだろ。どんな掛け声だ。困惑しきりの朝比奈さんに代わり、仕方なく俺が手近にあった糊を取って投げ渡す。
「ちゃんと言えよ」
「うっさいわね。あんただってあるでしょ、喉の奥に引っかかって言葉が出てこないときって。あたしにだってあるのよ」
ないとは言わないが、糊って名称が出てこないのは如何なものかと。ついにもうろくしたかとため息を吐いた俺を、どういうわけか朝比奈さんが不思議そうに目を向けている。
「どうしたんですか?」
「キョンくん、どうして涼宮さんの言いたいことがわかったの?」
どうしてと言われても、なんとなくとしか答えようがないんですが。
「凄いですねぇ、言わなくてもわかるなんて。いいなぁ、心で通じ合ってる感じで。なんか、ちょっと羨ましいですね」
おそらく何の他意もないんだろうが、さらりと口にする朝比奈さんの言葉に、俺は砂でも吐き出しそうな気分になった。
そんな俺とは違い、「なっ、何言ってんのよ!」と、言葉を詰まらせ騒ぐハルヒ。
「べっ、別にキョンじゃなくたってわかることでしょ!? もう、わかんないのはみくるちゃんだけ! 仕方ないわね、あたしが皆まで言わなくてもわかるように、みっちり特訓してあげるわ」
「え? へ?」
何気ない朝比奈さんの一言が、どうやらハルヒの次の暇つぶしになったらしい。これであれか、俺は紙で銀河を作らなくてもいいんだな?
「ダメ」
……いたのか、長門。
〆
ちょっとしたフラッシュアイデアの穴埋めネタでお茶を濁してみる。
タイトルなし
その日は、何故か知らんが、部室でペーパークラフト制作に明け暮れる一日となっていた。
なんでこんなことになってるのかはわからん。切っ掛けはあったはずなんだが……ええっと、なんでだったかな。ああ、そうそう。ハルヒがPCでネット巡回中に見つけて、暇つぶしにやり始めたのはいいが、今はPCで簡単に自作できるってんで作り始めたのが切っ掛けだ。
そこから妙に凝りだして、全員に自作することを厳命し、それぞれが作り出したのを、他の人に作らせようってことになったんだと思う。
こういうちまちました作業はイライラしてきて好きじゃないが、乗り気のハルヒに逆らえばより面倒なことになるのは火を見るよりも明らかであり、仕方なく作り始めたわけだ。
問題は、PCで作り出したペーパークラフトを実際にプリントアウトして組み立てるところなんだが……俺が手がけるのは、長門制作のペーパークラフトである。あいつが作り出したのは銀河の立体図だ。
勘弁してくれよ。なんで紙切れで宇宙を創造しなけりゃならんのだ。
「ね、みくるちゃん。悪いんだけど、それ取ってくれない?」
ハルヒは朝比奈さんが作り出した花壇の制作真っ最中だ。PCの扱いに不慣れな朝比奈さんの分は、紙に書いたものを俺がPCに取り込んでペーパークラフトにした。実質、俺が2つ作ったようなもんだ。
「え……と?」
「だから、それよそれ。ええっと、それ」
それそれじゃわからんだろ。どんな掛け声だ。困惑しきりの朝比奈さんに代わり、仕方なく俺が手近にあった糊を取って投げ渡す。
「ちゃんと言えよ」
「うっさいわね。あんただってあるでしょ、喉の奥に引っかかって言葉が出てこないときって。あたしにだってあるのよ」
ないとは言わないが、糊って名称が出てこないのは如何なものかと。ついにもうろくしたかとため息を吐いた俺を、どういうわけか朝比奈さんが不思議そうに目を向けている。
「どうしたんですか?」
「キョンくん、どうして涼宮さんの言いたいことがわかったの?」
どうしてと言われても、なんとなくとしか答えようがないんですが。
「凄いですねぇ、言わなくてもわかるなんて。いいなぁ、心で通じ合ってる感じで。なんか、ちょっと羨ましいですね」
おそらく何の他意もないんだろうが、さらりと口にする朝比奈さんの言葉に、俺は砂でも吐き出しそうな気分になった。
そんな俺とは違い、「なっ、何言ってんのよ!」と、言葉を詰まらせ騒ぐハルヒ。
「べっ、別にキョンじゃなくたってわかることでしょ!? もう、わかんないのはみくるちゃんだけ! 仕方ないわね、あたしが皆まで言わなくてもわかるように、みっちり特訓してあげるわ」
「え? へ?」
何気ない朝比奈さんの一言が、どうやらハルヒの次の暇つぶしになったらしい。これであれか、俺は紙で銀河を作らなくてもいいんだな?
「ダメ」
……いたのか、長門。
〆
ちょっとしたフラッシュアイデアの穴埋めネタでお茶を濁してみる。
PR
●この記事にコメントする
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:無題
自分で書いといて何ですが、デレがどこなのか探しちゃいましたヨ!
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:作るものが
完成すると実際に宇宙が出来上がります! ネタ的にはキャプテン・フューチャーの「太陽系七つの秘宝」みたいな……って古いデスネ('A`)
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:最近なら
そういえば、つい最近にMIBがテレビでやってましたねぇ。1は覚えているけれど、2はまるで覚えてなかったり。
フューチャーの世界は、やっぱり未来ですよ! 古き良き未来、って感じですw
フューチャーの世界は、やっぱり未来ですよ! 古き良き未来、って感じですw
忍者ブログ [PR]