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DATE : 2017/11/20 (Mon)
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DATE : 2008/07/02 (Wed)
今回の話、喜緑さんの言い分に突っ込めるところがありそうに見えますが、自分の中ではそれに対する反証も用意してたりします。本来ならそういうところも書いた方がいいんでしょうし、実際に書き加えてみたりもしたんですが、どうも話が助長になりすぎてしまいまして。

けどまぁ、あまり話の本筋に関係ない設定的な話になるので省いても話はちゃんと繋がるんです。ただ、誤読感がどうにもこう、もやもや~んとした感じなるんですよねぇ。そういう文章のバランス感覚を保つのが難しいところです。

そんなこんなで、喜緑さんのしたたかさが目立つ前回の続きになります。

ではまた。


前回はこちら
喜緑江美里の策略:11

 はぁ~っ、と溜息一つ。それはそれは深い溜息は、肺の中の空気すべてを絞り出そうとするようなものだった。
 そんな喜緑さんの落胆ぷりは、自分がこれまでやってきたすべてが無駄だったと、そう思うが故の徒労感から来るため息なのだろうか。どうやって声をかければいいのかわからんが、状況の把握がいまいち出来ていない俺は、とにかく詳しい説明を求めるしかない。
「難しい……って、どう難しいんですか?」
 そもそも俺には、インターフェースにパーソナルデータを移設する、なんて言われたところで、仕組みからしてわかっていない。おそらくまっとうな高校生には無縁の世界の話だろうし、喜緑さんだって俺に何かやらせようということはまるで考えてないはずだ。
 だから聞くだけ無駄なのはわかっている。それでも、ここに来て『難しい話になった』と言われても、納得できる説明が欲しい。
「ですから」
 喜緑さんの口調は、物覚えの悪い生徒に同じ問題を同じ解答で何度も説明しているような、若干の苛立ちも含んだ険のある声音になっていた。
「パーソナルデータと今まで散々言っておりますが、それはつまり、人で喩えるなら記憶のことです。インターフェースは肉体。その記憶と肉体が密接な関係にあるのは言わずもがなかと思いますけれど」
「ええと……つまり九曜は、朝倉のこの体に」
 と、俺はいまだに九曜が抱えている朝倉のインターフェースを指さした。
「別の記憶を入れたってことですか?」
「記憶と呼べるものを作り出したのかどうかはわかりませんが、話を聞く限りではそういうことです」
「そこに朝倉本来のパーソナルデータとやらは、入る余地がない?」
「他のパーソナルデータが入っているのに?」
「なら、今入ってるパーソナルデータを取り出せば、」
「あのですね」
 呆れを通り越して憐れとも言えるような落胆のされ方を見せつけて、喜緑さんは俺の指さし確認まがいの問いかけをばっさりと断ち切った。
「記憶というものが、どういうシステムになっているのかご存じですか?」
 存じません。
「記憶は大きく分けて三つに分けられるんです。感覚記憶、短期記憶、長期記憶です。感覚記憶はその直前のことを覚える記憶、短期記憶は認知的な一定期間の記憶、長期記憶は忘却しない限り覚え続けている記憶のことです。各記憶はそこからさらに細分化されますが、特に重要なのは長期記憶です。これは宣言的記憶と非陳述記憶というものにわけられます。それが何かというと……より専門的になるので省きますが、いわゆる『個性』と呼ぶべき記憶だと思ってください。パーソナルデータと今まで呼んでいたものもそれのことです」
「はぁ……」
 なんだかややこしい話になってきたな、と思った。より詳しくなるから省くと言われても、現時点ですでに知識が追いついてない。つまり、まるで理解してないのだが、喜緑さんはパンク寸前な俺のを他所に、ご丁寧にも説明を続けてくれる。
「それらの記憶というのは、人で言えば脳に蓄えられる記憶です。今さらあなたに隠しても仕方のないことですし、知られたところでどうなるわけでもないので包み隠さずご説明いたしますが、わたしたちインターフェースの場合、その脳が情報統合思念体にリンクしているんです。通常の人間が、わずか1.2グラムから1.6グラム程度の記憶媒体でそれら三つに情報を処理しているのに対し、わたしたち個別のインターフェースにある脳は、感覚記憶と短期記憶だけで済ませています」
「はぁ……」
「まだわかりませんか? 個性と呼べる重要な長期記憶は、わたしたちであれば情報統合思念体とリンクすることで引っ張り出します。けれど周防九曜が作り出した朝倉さんのインターフェースは、情報統合思念体とは違う天蓋領域という情報生命体とリンクしている、ということです。インターフェースという鍵穴に周防九曜が作り出した疑似パーソナルデータというカギは、天蓋領域へと繋がる道を開いてしまったんです」
 えー……あー……つまり、なんだ? パソコンをネットに繋ぐとき、Aというプロバイダで繋ぐ予定だったのが、すでにBというプロバイダと契約されて設置まで済んでいる、ってことになるのか?
「ご理解いただけて何よりです」
「……ん? でも待ってください。六月に起きたオーパーツ事件のときは記憶の入れ替えをやろうとしていたじゃないですか。同じような手段を用いればできるんじゃないんですか?」
「あれとは理論が違います。時空干渉型恒久的空間記憶装置は、あくまで元からあるデータを改ざんするためのものです。やりとりされているデータの入出力先は変わりません」
 前回はソフトの問題で、今回はハードの問題ってわけだ。それは確かに畑が違う。でも、それでも喜緑さんには、方法が残されていると考えているんじゃないだろうか。
 何故かって? そりゃ決まってる。長々と説明してくれたが、喜緑さんは今の今まで一度として「不可能」とは言っていない。「難しい」とは言ったが「不可能」って言葉を口にはしていないんだ。
 それはつまり、何か手段があるということじゃないのか?
「……あることはありますが、それはひとつの可能性でしかありません。おすすめしかねますね」
 聞けば、喜緑さんは渋々そう答えた。おすすめできなくても、手段が残されているのなら知っておきたい。
「それは?」
「朝倉さんのパーソナルデータを、天蓋領域に渡すことです」
 ……ああ、そうか。つまりはそういうことなのか。
 回線がまるで別のところと繋がっていても、内部でやりとりされるデータが同じものなら、その本質は同じものになるって理屈だ。自宅のパソコンで契約しているプロバイダからネットに接続しても、部室のパソコンから学校が契約しているプロバイダ経由でネットを閲覧しても、同じホームページを見ているのなら画面に表示されるのは同じじゃないか。
「ただし」
 俺が何かしらの希望っぽいものを見いだせた矢先に、喜緑さんは夢を打ち砕くような現実を突きつけてきた。
「インターフェースには、人で言うところの『忘却』というシステムはございません。そして長期記憶は『忘却しない限り覚え続ける記憶』です。朝倉さん本来の記憶と、作られた疑似記憶で齟齬が発生すればパーソナルデータそのものが破損します。ただ、母体である情報統合思念体、または周防九曜の母体である天蓋領域なら疑似パーソナルデータを破棄できるかもしれませんね。もっとも、いかなる情報であれ、一度『保管』という選択がなされた情報を、情報生命体が破棄することはあり得ないでしょう」
 そういえば、この人に限らず長門の親玉も九曜の親玉も、情報生命体というものだった。それがどういった存在なのか概念的に理解し辛いところが俺にはあるが、つまり情報そのものが人で言う……なんだろう、空気とか食べ物とか、そういう生命維持に直結するもの、あるいは自分を存在させる肉体みたいなものかもしれない。
 そんな存在が情報を破棄することは自己否定みたいなもんで、確かにあり得なさそうだ。
「そして何より、朝倉さんのパーソナルデータなんて、情報統合思念体にとっては特に重要な情報です。独断専行の末に存在を凍結されているとは言え、対有機生命体コンタクト用インターフェースのパーソナルデータなんですから。あなたはそれを、敵対勢力に差し出せとおっしゃるんですか?」
 確かにその通りだ。ごもっとも過ぎて反論しようがない。確かに喜緑さんが言うように、情報ナントカが敵対勢力に朝倉のパーソナルデータを渡しはしないだろう。
 故に、朝倉のパーソナルデータを九曜の親玉に差し出すのは難易度の高いミッションになるようだ。確かに理論的には不可能ではないが、現実的ではないってことか。
「──────パーソナル────データ────…………」
 本格的に打つ手がなくなってきたと思った矢先、九曜が朝倉を離してふらりと立ち上がった。
「────どこ────に……ある────の────?」
 喜緑さんを真正面から見据えて問いかける九曜は、磁器で作られた面のように表情を変えることはないのだが、どうにも俺は、その問いかけに答えると取り返しの付かないことが起こりそうだと感じている。
 それは喜緑さんも感じていることだと思う。思うのだが──。
「あなたが一番欲しているものなら、長門さんが管理しております」
 ──こともなげにあっさりと教えてしまった。よりにもよって長門が管理してるだと!?
「──────」
「お、おい九曜!」
 頷くでも答えるでもなく、喜緑さんの言葉を受けた九曜は、足音ひとつ立てずに動き出し、今まで散々大事そうに抱えていた朝倉を置いたまま部屋から出て行ってしまった。俺の呼び止めなんて何の抑止にもならず、それどころかあいつの耳にさえ届いちゃいない。
 あいつ、まさか……!?
「確実に、長門さんのところでしょうね」
 ふぅっと、と嘆息混じりに呟く喜緑さんは、けれど表面上は何かしらの危機感を抱いているようには見えない。
「それがわかっていて、どうして教えたんですか!?」
「いくら彼女でも、すぐに行動を起こすことはないでしょう。強引に奪い取ろうにも、それなりの準備が必要になるはずです。それに、もう彼女には聞きたいことがありません。ここにいられても邪魔になりそうなので、追い出したまでです」
「……は?」
 意味がわからない。追い出した……って、どうしてあいつを追い出さなくちゃならないんだ? 居てほしいわけじゃないが、あの態度で出て行かれたら、どうなるかわかったもんじゃない。そもそも、喜緑さんが九曜に聞きたかったことってのはなんだ?
「この朝倉さんのインターフェースが、天蓋領域が構築したものであることはわかっていました。ただ、先にも述べたように『何故、朝倉さんを模して構築したのか』という理由を知りたかったんです。その目的がわからないままで、このインターフェースに朝倉さんのパーソナルデータを移設するのは危険すぎます」
「移設……? え? 移設って……それはできないって言ってたじゃないですか。いや待て。もしかして、今までの話は全部嘘ですか!?」
「できない、とは一言も言ってませんよ。今までの話に、偽りなど一点たりともございません。記憶のことは人類の医学書にでも載っている話ですし、わたしたちインターフェースの記憶システムについても、すべて事実です。……ああ、やっぱり」
 喜緑さんは等身大の人形のように動かない朝倉の顔を覗き込み、納得したように独りごちた。
「周防九曜から話を聞いて、妙だと思ったんです。擬似的なパーソナルデータを作り、このインターフェースに入れたというのなら、どうして動かないんでしょう?」
「それは、あいつが言うにはパーソナルデータの作成は不可能だったから……不可能?」
 九曜は確かに「不可能」と言っていた。擬似的に朝倉のパーソナルデータを作りだそうとしたけれど、それは出来なかったと口に出して断言している。
 だったら、あいつがこの朝倉に入れたものってのは何だ? 何を入れたんだ、あいつは。
「ここに入れたのは、エラーデータです」
「エラー……?」
「先にも述べたように、インターフェースの長期記憶は情報統合思念体──周防九曜なら天蓋領域──に送られる情報になります。その前段階の感覚記憶、短期記憶はわたしたち個人が必要か不要かを判別し、不要なら破棄、必要なら保存します。そうしなければゴミ情報さえも蓄積することになって、重要な情報にアクセスしにくくなるからです。このインターフェースは、周防九曜が作り出した擬似的なパーソナルデータをゴミ情報と判断し、破棄したんです。だから動かないんです」
「あー……なるほ……ど?」
「……無理に理解しようとしなくてもよろしいですよ? ともかく、このインターフェースは天蓋領域との回線が結ばれています。ですが、回線が繋がっているだけでやりとりするデータは何もありません。今ならまだ、朝倉さんのパーソナルデータを入れ込むことはできそうです」
「でも待ってください」
 このインターフェースに朝倉のパーソナルデータを入れられる理屈なんてのは、正直どうでもいい。何しろ俺には喜緑さんの言うことを鵜呑みにすることしかできず、その真偽を確かめる術が皆無だからだ。いや、皆無どころか事実なにもない。
 だから、喜緑さんができると言うのであればできるのだろうし、できないと言えばできない事だと納得するしかない。
 それでも残る疑問は多々ある。それを確認しておきたいのは当たり前だろ?
「九曜の親玉と回線が結ばれているのなら、喜緑さんや長門の親玉は朝倉のパーソナルデータを渡したりしないんじゃないですか?」
「むしろ、喜んで差し出すと思いますよ」
「……え?」
 それこそ、さっきと言ってることがまるで違う。真逆と言ってもいい。インターフェースのパーソナルデータは特に重要なものなんだろ? そして情報ってのは、喜緑さんの親玉にとっては必要不可欠なものじゃないのか? それこそ敵に塩を送るようなもんだ。喜緑さんの親玉が、上杉謙信みたいに気概のあるヤツとはとても思えん。
「それはひとつの物の見方です。確かにインターフェースのパーソナルデータは重要なものですが、周防九曜の目的は朝倉さんを朝倉さんのままで復活させること。朝倉さんのパーソナルデータに何かしらの手を加えるとは思えません。そうなると、どうなるかわかりますか?」
 わかりません。何が言いたいんだ?
「つまり朝倉さんは、天蓋領域とダイレクトに接続できる情報統合思念体側のインターフェースになります。うまく舵取りできれば、未知の部分が大きい天蓋領域そのものの情報を得ることができるじゃないですか。それは一介のインターフェースの情報とは比べものにならないほど、貴重な情報です」
 そうか……そういう見方もできるのか。相互理解は不可能とか言ってた相手の情報と比べたら、朝倉のパーソナルデータは安いものかもしれない。秤に掛ければ、どちらに傾くのかなんて考えるまでもない。
「でもそれは……朝倉はスパイになれってことじゃないですか」
「ええ、そうです」
 俺が抱いた懸念を、喜緑さんはあっさりと認めた。
「朝倉さんを蘇らせるなら、上を納得させるだけの理由が必要になります。彼女は今まで存在せず、その間、上の目的である『涼宮ハルヒを観測する』という行為に支障は何もありませんでした。つまり彼女は、我々インターフェース本来の役割にとってさほど重要な存在ではない、ということになります。そんな彼女を理由なく蘇らせるほど、世界の在り方は優しくありません」
 俺が言わんとしたことを察したのだろう、喜緑さんは丁寧なことこの上なく、わかりやすく、いつになく固い声音で断言した。
「朝倉さんにとって本当に必要なのは、パーソナルデータでもインターフェースでもありません。彼女でなければならない役割です。その役割が見つかりました。それがスパイということです。けれどその役割にあなたが納得できないとなれば、この話はご破算になります」
 そこまで一気に捲し立て、喜緑さんはニコリともせずに俺に問いかけてきた。
「如何なさいますか?」

つづく
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★ちょっと間が空きまして
NAME: N・N
久しぶりににコメント致します。

そろそろ、前作との繋がりに関してヤマ場を迎えてくる頃でしょうか?今後どの様に展開し繋がっていくのか、ドキドキしながら読んでいます。
そういえば、今回の喜緑さんの言に対する突っ込み処や、その反証とは如何なるものだったのでしょうか?もしお手間で無ければ教えて頂ければと思います。

先月末はご多忙にも拘わらず、定期的な更新お疲れ様でしたm(__)m 更新の有無に限らず、毎日覗かせて頂いています。これからも楽しみにさせてもらいます。
2008/07/02(Wed)01:22:21 編集
[にのまえはじめ/にのまえあゆむ] Re:ちょっと間が空きまして
喜緑さんの発言へのツッコミどころは、まぁ書いてる自分がアレコレ思うところがありそうな話でして、読んでいて特に気付かないようであれば、それはそれでよし、って感じでして。

逆に何かあったとすれば、「ここどーなってんの?」という問いかけに「ここは○○ですよー」と答えられます、ってことなんです。
【2008/07/03 00:36】
★無題
NAME: 蔵人
結論はキョンが出すということなんですね。前作との繋がりが出てきたような九曜と長門の遭遇が気になるような。
次回も目が離せませんね。
URL 2008/07/02(Wed)03:42:02 編集
けれど喜緑さんが求めているのは、どうも結論ではなさそうです。
今回のお話、喜緑さんの言葉はあまり信じないほうがいいかもしれませんw
【2008/07/03 00:37】
★無題
NAME: 喪男歴774年
長編すぎて設定を忘れてきた・・・
とりあえず、これで一年前に消滅して、それまでのタイムリミットの中で時空を行き来していた朝倉は、九曜によって現在時間の中でも確固たる存在として生きることができるようになるのかな。
2008/07/02(Wed)12:44:26 編集
>長編すぎて設定を忘れてきた・・・
これがあれですか、某絶望先生にあった「一限様お断り」という状況になってしまったということですか……。
朝倉さんの設定でいえば、その認識でまぁ大丈夫かと思いますw
【2008/07/03 00:38】
★無題
NAME: Miza
スパイ朝倉さんかぁ。
それはそれでカッコイイな。

キョン君の決断は如何に!?
2008/07/02(Wed)13:26:34 編集
スパイというよりも、破壊工作員の方が朝倉さんには合ってそうな気が……w
【2008/07/03 00:38】
★無題
NAME: ながとん
「如何なさいますか?」
と問われて尻込みするわけにはいかないぞキョン! だって、
「やらずに後悔するよりも――」
が口癖の涼子さんの為なんだし(笑)。
……また涼子に会える日も近い???
2008/07/02(Wed)21:01:18 編集
しかし喜緑さんは「世の中の仕組みはそこまで優しくない」とも言ってますね( ̄ー ̄)ニヤリ
【2008/07/03 00:39】
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